スタントンチェイス 代表取締役社長エグゼクティブパートナー 下野 稔のメッセージ

-Executive Searchの歴史的な認識
スタントンチェイス・インターナショナル設立から早や20年以上経過し、その時代の流れの中で、多くの顧客や候補者を常にサポートし、またそこから多くの事を学ばせて頂いて参りました。今後どの様な貢献をすべきかを考える際、時代の流れと我々の業界の歴史的な認識の中から改めて考える必要性を感じます。それは、「我々はどこから来て、今どこにいて、これからどこへ向うか?」という問いに応えると言う意味です。
元々、ニューヨークのウォール街にて金融人材の補充からスタートしたこのビジネスは、戦前の好景気とブラックマンデー、第二次世界大戦を経て、戦後の米国を中心とする大企業の出現に伴い大きく発展して参りました。その後、企業のグローバル化に伴い、グローバルな規模での人材補充の必然性から、各国にその支店を広げる形となって来た訳です。
一方、日本市場では、もともと幹部クラスの外部人材からの登用に対する閉鎖的な考え方と、経営者市場を形成への理解と必然性の欠如から、我々のサポートの多くは外資系企業の日本支社長等の案件に偏ったものであった経緯があります。昨今は、産業再生機構等の事業再生案件などを契機に、国産大手企業、国産グローバル企業の幹部人材もかなり手掛ける様になって参りました。しかしながら、現在の国産大手企業はグローバル競争の中で奮闘しているにも拘らず、グローバルに活躍できる経営者人材の育成は世界に比べまだまだ遅れている感が否めません。
ましてや、多国籍な環境、人材の中で、真のリーダーシップを発揮できる日本人の絶対量が不足している事を最近痛感しております。外資系グローバル企業のボードメンバーに、欧米人、アジア人が多く登用されているにも拘らず、日本人をほとんど見かけません。
そういう環境と時代の流れの中で、今後我々が特に注力すべき分野は、第一には、国産グローバル企業あるいは、グローバルに成長しうる国産成長企業の幹部クラス人材の補充、第二に、外資系企業のボードメンバーになりうる日本人の補充になるのではないか、と考えており、それを通して、「40歳台の経営者市場」が日本にも近い将来出現する事を信じて、顧客あるいは候補者のサポートに徹してゆきたいと考えております。
